JAAS推奨 美容形成スキルとその症例

適切なSMAS処理によるナチュラルフェイスリフト

以前はたるみ治療というと50代以上の方が中心だったが、最近は30代、40代の方からの相談も増えている。特に多いのは「フェイスラインのたるみ」で、毎日鏡などで見る機会が多いため、特に気になりやすい部位である。

たるみ治療の方法についても、レーザーや超音波等による治療や、糸によるリフトアップ術など様々な方法が登場している。多少のたるみであれば上述の方法で引き上げが可能だが、年齢やたるみの状況によっては、皮膚を切除してSMASを処理するための手術が必要になる。

SMASについて

SMASとは「Superficial MusculoAponeurotic System」の略称で、顔の皮膚の下にある筋膜のことを指す。このSMASを、本来の位置に戻るようにしっかりと引きあげ調整を行うことで、長時間フェイスラインを保つことができる。

このSMASの処理には、相応に時間がかかる。また傷跡が残らないように丁寧に縫合するとなると手術の時間は片側で2時間前後になることが多い。時間がかかってはしまうが、少しでも長期間にわたって満足度の高い施術を行うためにはこの方法がベストだと考える。

逆に、片側30分程度でリフトアップが終わるというのは、SMASまで処理がされてない、縫合の処置が杜撰である可能性もあるだろう。

傷跡やダウンタイムについて

切開を伴うリフトアップ術の場合、傷跡が残ることがあるため抵抗を持つ方も多い。そのため昨今では、サーマクールやウルセラ、ポラリス等のレーザー系治療や、ハッピーリフト、シルエットリフト、スプリングスレッドなど糸によるリフトアップ術が増えている。ただしこれらの持続時間は1~3年ほどと言われており、定期的な治療が必要になってくる。SMAS処理を行ったリフトアップの場合は持続期間は5年ほどで、その効果の長さに根強いファンが多くいる。

多くの方が気にする傷跡についても、髪の毛と同じくらいの極細の糸を使い丁寧に時間をかけて縫合することで皮膚の表面がぴったりと縫い合わさるため、傷の回復も早く傷跡も残りにくい。

手術を伴うリフトアップの場合、以前は1か月程度のダウンタイムが必要だったが、しっかりと後処理を丁寧に行うことで、腫れは数日で引き、内出血も基本的にない状態で術後を迎えることが可能だ。各人の顔の形や肌の状態といった個体差によって細かな調整も必要であるため、しっかりとした手術経験がある医師を選びたい。

こんな悩みに

・頬や顎などのフェイスラインのたるみが気になる
・指で皮膚を押し上げた時のように、しっかりとフェイスラインを引き締めたい
・サーマクールやウルセラなどのレーザーでは効果を実感しきれなかった
・長時間持続するたるみ対策を探している
・手術によるリフトアップには興味があるが傷跡に少し不安もある

施術の詳細

施術時間 :120~240分 
 ※丁寧且つしっかり処理を行うとこの程度の時間がかかります。
麻酔   :局所麻酔、笑気ガス、静脈麻酔
腫れ   :個人差はありますが目立つ腫れは3~7日程度です。
傷跡   :1~3ヶ月で目立ちにくくなります。
通院   :7日目に抜糸
お薬   :痛み止め、抗生剤(バイ菌がつかないようにする薬)
メイク  :挿入部分をさけ当日から可能です。
シャワー :当日から可能です。手術部位は3日目から濡らしても大丈夫です。
入浴   :3日目から可能です。

取材協力:新宿ラクル美容外科クリニック
山本 厚志 院長
〒160-0023東京都新宿区西新宿7-11-15 サンフル西新宿2F
TEL:03-5332-7773

※ナチュラルフェイスリフトについて

↑ページの先頭へ戻る