最新治療レポート

日韓競演ライブ講習会

Lim医師、久保医師には午前の講義で、それぞれの解剖の基礎と実際、眼瞼形成の解剖について解説が行われた。そして、「HANAKO術」と、「垂れ目術」の術式の基礎と詳しい解説がつづく(講習会の性格上詳細は控えます)。

最も大切なポイントは、HANAKO術ではすべての鼻形成に共通するポイントとして、鼻尖と鼻筋、鼻の高さと長さのバランスが大切と指摘。そしてさらに進化させた新たな特殊吸収糸(コグつきの2本のツイスト)を使いより高いけん引力と、崩れない鼻尖をつくりだすことに成功した、と強調した。

いわゆる「Scaffold(足場)」理論を、HANAKO術に応用するために、骨格となる糸の改良を進めたものだ。(本オペレーション講習が参加医師個人に対してのみOPENとなるため、この後、実施権における同意書が主催側JAAS、Lim医師、受講者双方で交わされた)。

後半の講義、久保医師の垂れ目形成術に進む。久保医師の真骨頂とも言われるEyeDesignの応用術としての垂れ目形成術、そして下眼瞼脱脂の詳しい解説が行われた。

「その肝は下三白眼にならないやさしい大きな目づくり」として、Lower retractorの短縮、縫合について解説。ここでの講義で参加した医師らから質問が相次いだのはうなずける。なぜなら、EyeDesignの手技にも共通するポイントの部分であるからだろう。久保医師はさらに「眼瞼はミクロサージェリーが求められるので、麻酔剤はできるだけ使う」ことに言及すると、現場でしか知り得ない貴重なポイントであることから、受講者は一様に納得した様子をみせた。

また、眼瞼形成で最も用心しなければならないのが下斜筋(inferior oblique muscle)で、同医師は日常の解剖学の習熟を欠かさない。

講義では術式のやり方について質疑が少なくなかったが、午後のライブで見事に解決されることになる。講義会場となったTKP銀座カンファレンスセンターから歩いて5分、ライブトレーニング会場の銀座CUVOクリニックに昼食後、移動した。

前回同様、久保医師の協力を得て行った同クリニックのライブスペースは、空間は広めで、定員を上回る人数にも関わらずすべての医師に対して充分なオペの供覧ができた。

韓国そして日本的な優しさ、きめ細かさを創造するLim医師の「アジアンビューティー・デザイン」が最初に始まる。(LiveSurgeryは、講習の性格上、控えます)。

Live終了後、Lim医師、久保医師から参加医師に修了認定証が授与され、記念撮影後、両医師を交え懇親の軽食交流会へと向かった。

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