最新治療レポート

JAAS LiveSurgery アーカイブ 豊胸ニーズは高齢化!

豊胸ニーズは高齢化!
どのような症例で、どの術式が最適化?をライブで実践

DR山本美容整形塾・第3期シリーズ2回
「初心者も習える標準術式・豊胸術と乳頭縮小術Live Surgery/
受講者も参加!腋窩アプローチによる挿入バックのLayer確認・剥離スペースづくり体感」
講師山本医師に加え、もう一人の術者・中間医師が参加、相違点と共通点を学ぶ

参加型プログラムでは
ほぼすべての参加医師が
「挿管G」「剥離スペースG」「剥離範囲の検証G」「バック挿入G」「周到縮小G」
に分かれオペ参加
大胸筋の固定、乳腺の剥離など細部にわたり解説、オペ指導が

好評シリーズ参加型OPEN SURGERY「DR山本の美容整形塾」が3期目を迎え、その2回目となった「初心者も習える標準術式・豊胸術と乳頭縮小術Live Surgery/受講者も参加!腋窩アプローチによる挿入バックのLayer確認・剥離スペースづくり体感」にも、シリーズ参加のリピーター医師に加え、この美容整形塾に入塾する新たな塾生が後を絶たない。3期目では講師・山本塾長が唱える『進化し続けるライブ講習会』のコンセプト通り、二人目の術者を招き、山本DRとの手術手技の相違点、共通点を惜しげもなくOPENにすることから、今回は中間 健医師(JAAS理事)が加わり、豊胸術式におけるアプローチの違いなどが受講者に公開された。また一貫してシリーズが踏襲してきた「参加型ライブ講習会」は、今回も変わりない。全身麻酔での挿管グループ、腋窩切開~剥離スペースづくりのグループ、剥離範囲を検証するグループ、バック挿入グループ、乳頭縮小グループと、参加医師ほぼすべてが何らかのオペレーションに加わった。
まさに他に類を見ない、JAASの真骨頂ともいうべき光景がみられた。一方、全体を通して特に話題となったのが「バック挿入のレイヤーと大きさ」で、その議論の中で『最近、産後の形状変化やリタイヤ後の婦人が、同僚との温泉旅行などで他人の目が気なるという社会ニーズが出ている』として、豊胸あるいは乳頭縮小術も年齢層が広がっていることが指摘された。豊胸需要が高年齢化しているというからおもしろい。こうした社会的背景をもとに
どのような症例で、どのような術式が適しているか?について、参加者とのディスカッションも活発に行われた。そして、豊胸需要が一部の特定層から幅広い不特定多数のニーズを掘り起こすことが求められていることから、フィラーや脂肪・幹細胞注入、さらには糸によるスーチャーリフトなど、比較的リスクを伴わない施術に対しても、今後JAASライブとして研さんの場を提供していくことも、山本指導医から提案された。
ライブを終えた後、受講者からは「3回目以降の年間シリーズ受講の事前予約」を早々とする医師も少なくなく、講習内容に対する満足度の高さを如実に物語る一コマといえよう。「講習内容を明日からの診療に生かせる」このライブシリーズには、今回も参加者から「受講後に治療メニューを取り入れることで経営に大きな貢献が果たせる。決してこの投資は無駄ではない」と感想がこぼれることからも、その評価の高さが伺える。
本稿が読者の手元に行き渡っている頃には、第3回、第4回の眼瞼形成術ライブ講習会の参加枠は埋まっているかも知れない。

今回も前回同様、初回豊胸手術症例を使用しての講習会となった。さらに、乳頭縮小術も同時に供覧された。
近年、自家組織注入や、ヒアルロン酸注入により豊胸手術全体の数は、減少傾向にある事は否めないが、術後のトラブルは、バック除去により対応できる点や、ある一定以上のボリュームを望む患者さんには手軽である点などメリットも存在する。こうした気運を反映してか、講習会に参加される先生方は『ベテラン組』が中心となった。
今回の豊胸ライブ講習会では、中間医師も参加し、術前講義の時点から活発な意見交換や、中間医師の手術に対するアプローチの仕方で山本医師との差異を感じとることもできた。前回同様、静脈麻酔による日帰り全身麻酔が併用され、術前から麻酔に関する質疑応答も活発に行われたが、元麻酔科医の中間医師もこの方法は、非常に有用だとの評価をしていた。
解剖講義では、手術中に不可欠である解剖知識に焦点が絞られ、中間医師からもピットホールになる部分や、手術時の工夫等についての説明が付加されていた。とくに話題となったのは、バック挿入の層と大きさである。
最近は、産後の形状変化やリタイヤ後の同僚との温泉時に他人の目が気になるなどニーズも多岐にわたるとともに、年齢層も多岐に及んでいる。こうした社会背景をもとにどのような症例では、どのような術式が適しているのかなど実践的な内容であった。
本講習会もモデルの方は、ご本人の希望も考慮し、175mlサイズの高さの高いシリコンバックが選択され、また年齢と共に肥大が気になる乳頭を縮小するという術前計画が立てられた。今回は、講習会の参加目的別に手術参加内容を変えるというグループ分けが行われた。
全身麻酔時の挿管グループ、腋窩切開から剥離スペースを作るまでのグループや、剥離範囲を検証するグループ、バックを挿入するグループ、乳頭縮小グループといった感じである。
昼食をはさみ、手術開始となったが、昼食中、和やかな雰囲気の中、様々な先生方が意見交換をしている様子が印象的だった。手術は、全身麻酔後、腋窩切開が加えられた。
大胸筋の同定法、それをもとにした乳腺の剥離法等細部に渡る解説が山本、中間両講師から加えられるとともに、剥離を体験したい参加者が実際に剥離を行っていた。また、バックの挿入スペースの作成法、その剥離範囲に関しても細かい指導が行われ、ある参加者からは、非常にためになったというコメントも聞かれた。手術中は、色々な質問が飛び交っていたが、乳頭形成では、田中医師が急遽講師役になるなど、アドリブ的な展開も見られた。
昨年に引き続きの参加型プログラムであったが、ほぼ全員が手袋をはめて手術に参加するなど、この会ならではの展開であろう。

手術終了後にARTISTIC Intaernationalメディカル事業部から、新機種のフラクショナルレーザー『SMART CELL』(ダイオードレーザーを光源にしたエルビウム・グラスファイバー使用によりCo2フラクヨナルの欠点をカバー)のデモンストレーションも行われた。
恒例となった講習会後の懇親会には、回を重ねるごとに参加率があがり、和やかな雰囲気で懇談が進められた。技術研さんと共に、情報交換と人的交流としての価値をこの懇親の場に求める医師が増えてきた証左といえる。
山本シリーズ、今後も『風通しのよい』研さんの場として発展していくことは間違いない。そして昨年から案内している「大学校」の開校ももう間近に迫る。

4月開校の「JAAS美容外科大学校」

JAAS日本アンチエイジング外科学会では、今春からライブ講習会・解剖執刀トレーニングを終えた医師に対して新たな「大学校(専門学校)」を開校します。当面は「山本シリーズ・ライブ講習」の受講者を対象に、「JAAS美容外科大学校 JAAS Vocational College of skill up for cosmetic surgery」の第1期生を、4月から募集する。
美容医療界 初の専門学校の開校となる。これにより一部の受講者が手術参加するプログラムを組むライブ講習会をさらにステップアップして、入校した医師を術者が徹底的にマンツーマン指導を行う。治療範囲は眼瞼形成、鼻形成、フェイスリフトとして、〟生徒〟がある一定のレベルの手術スキルを取得できるまでトレーニングをしていくことになる。
昨秋から正式に制度としてスタートしたJAAS認定医制度とは別に、各施術部位ごとに、修了者には「マスター称号」を授与される。授与に際しては、指導教官の直視と共に、最終の手術の映像を撮り、理事などからの評価を受けて行われる。

3期DR山本の美容整形塾(2013年)

●第1回「①初心者から習える最小侵襲SMAS処理フェイスリフト②併用効果高いスレッドリフト(スプリングリフト)③下顎部脂肪吸引+BOTOX LiveSurgery」(山本医師VS JAAS評議員)1月20日(日)終了
◎第3期スペシャルライブ講習会「DR山本が解説する韓国ソウル・Myoung Eye Plastic Surgery DrChoiの上下眼瞼形成術ライブ」(韓国ソウル)2月2日(土)3日(日)終了
●第2回「初心者も習える標準術式・豊胸術と乳頭縮小術LiveSurgery/受講者も参加!腋窩アプローチによる挿入バックのLayer確認・剥離スペースづくり体感」(山本医師 VS 中間医師)3月10日(日)終了
●第3回「初心者から習える上眼瞼形成術/眉毛下切開リフト術・目頭切開術・切開重瞼施術LiveSurgery」(山本医師 VS 池田医師)5月19日(日)
●第4回「初心者から習える下眼瞼形成術/目尻切開術・経結膜脱脂術(軽度)・経皮下眼瞼リフト術(中度)LiveSurgery」(山本医師 VS 久保医師)7月7日(日)
●第5回「初心者から習える鼻形成術/①シリコン隆鼻術②鼻尖形成、鼻翼形成、小鼻縮小術4症例LiveSurgery」(山本医師 VS Jinソウル大耳鼻咽喉科教授)日程変更8月25日(日)
◎第3期スペシャルライブ講習会その二「DR山本が解説する韓国ソウル大付属Boraeme Houpital病院長(ソウル大耳鼻咽喉科教授DrJinの鼻形成術3症例 現地ライブ講習会」(韓国ソウル)10月6日(日)7日(月)
●第6回「復習を兼ねた、寄贈献体Fresh Cadaverによる美容形成解剖学実習・DR山本指導の執刀トレーニング」(中国大連・HoffenBioにて)11月29日(金)30日(土)12月1日(日)

↑ページの先頭へ戻る