Focus!プロフェッショナル・ドクター

アンチエイジング美容医療業界における、
JAAS厳選のスペシャリスト達を取材・レポートしていきます。

温厚篤実にして飽くなき探求心とたゆまぬ技術研さん
ひらばり眼科

ひらばり眼科 加藤 光男 院長

白内障では経験値高い医師に加え、
「視能訓練士」が手術成功の決め手に

下鉄 鶴舞線の平針駅から徒歩5分のところにひらばり眼科はある。院長は加藤 光男医師だ。自身が名古屋市名東区の出身ということもあり、88年に開業した。隣接する日進市とこの天白区は名古屋そして「世界のトヨタ」のある豊田市への通勤圏ということもあり近年人口が急増しており、とりわけ若い世帯が移り住むベットタウンである。開業からおよそ30年弱経った今でも近隣はもとより遠く滋賀県や横浜などからも来院する患者は多い。

その理由は、院長の新しい治療法に対する飽くなき探求心とスキルアップのための日々の研さんそして、なにより加藤医師の人柄によるところが大きい。温厚篤実という言葉がぴったり当てはまるほどのドクターで、JAASやJAASアカデミーの眼瞼形成ライブ講習会や解剖トレーニングには「暇さえあれば参加する」院長に接する周りの医師らが疑いもなくそう感じているからだ。
眼球と目回りを専門に勉強し続け日常診療では、JAASのライブトレーニングの中心となる「美容形成術」はほとんどやらない。ではなぜ積極的に勉強しているのかといえば、「美容医療」から学ぶべき技術や治療のヒントが少なくないからだと答えがかえってくる。
加藤医師、年齢を重ねても新たな領域、未経験の診療分野を学ぶ姿勢は衰えを知らない。実はこうした姿勢は専門の眼科においても同じで、新たな治療法がわかるとなるといち早く勉強の場を求めて飛んでいったという。
RK(放射状角膜切開手術)、PRK(角膜屈折矯正手術)やICL(移植型コンタクトレンズ)さらには、オルソケラトロジー治療など近視矯正に関わる治療術の研さんでは、誰よりも早くチャレンジしていった。また今でこそ目新しくはない「レーシック」治療も草分けの一人である。
最近注目を集める近視を抑制できる低濃度アトロピンも院内で点眼薬として処方し小児の患者らに提供している。

こうした探究心とたゆまぬ努力のおかげで、いまでは近隣そして全国から患者さんが押し寄せていることは先述のとおりだ。いまや激戦区ともなった「天白区」でひらばり眼科に患者さんが集まってくる集患ツールは?とお聞きすると、ネット検索と口コミだという。高齢者の方でもネットを検索して来院する一方、口コミ効果が高いのは小児と通院してくる母親間の情報網だ。
いずれのケースでも要はクリニックに来院した患者さんには、納得のいくカウンセリングと「確かな治療技術」が求められる。そこが加藤医師そしてひらばり眼科が生き残っていく術なのだろう。クリニックは大別すると「日帰り白内障手術」」「多焦点眼内レンズ」「緑内障」「ドライアイ」「弱視・斜視」「結膜炎」「飛紋症・網膜疾患」などの治療を行うが、とりわけ加藤医師が開業以来こだわり続けてきたのが近視矯正に関わる治療だ。
「近視や乱視でクリアビジョンを得られない患者さんや眼鏡、コンタクトレンズの不具合に悩む方になにか最良の治療法はないか?」と問い続け、それが同医師の情熱にさらに火をつけて勉強と研さんを続けてきた。白内障の手術は今では経験豊富な2名の専門医が予約制で行うが、実はひらばり眼科では手術前のカウンセリングが最も大事であるという。屈折や度数の知識を豊富に持つ加藤院長の指示のもと、「視能訓練士」が患者さんのライフスタイルにまで目を向けたカウンセリングと「見え方」の説明を十分に行い、レンズの種類の選択や度数の調節を行う。
もちろん担当医の執刀のクオリティの高さや術中における医師や看護師からの声掛けなどのホスピタリティー性も極めて大事であることはいうまでもない。だからこそ年間多くの白内障手術をこなすことができる。

ひらばり眼科では、白内障手術で「ワンランク上の快適さ」を実現できるとして、多焦点眼内レンズをいれる手術もスタートしている。同院はこの手術分野で厚生労働省が定める施設基準を満たしたとして先進医療の認定を受けており、レンズによっては先進医療の適応(生保の先進医療特約に加入していれば手術給付金の対象となる)を受けられる。
多焦点眼内レンズでは、白内障手術で近視、遠視、乱視を治すことができても老眼を改善できない点を一歩進めた治療術で、遠近の眼内レンズによって老眼も治すことが可能となった。
ここでも、先述の「視能訓練士」が検査やカウンセリングで最適、最善のレンズを選ぶ。
「スタッフあってのクリニックです」と加藤医師が感謝の意をあらわす理由がここにあるようだ。
またクリニックには緑内障診療で必要となる最新鋭のOCT検査システム(眼底三次元画像解析)を導入して、より精度の高い緑内障の診断が可能となり加えて、搭載されているOCT Angioで糖尿病性の網膜剥離症の早期診断もできるようになったという。

【ドクタープロフィール】

ひらばり眼科 加藤光男 院長

1947年名古屋市生まれ、73年昭和大医学部を卒業後、同大外科に入局。74年藤田保険衛生大の眼科に入局し同大病院に勤務する。その後愛知県内の病院での勤務時代を経て、88年ひらばり眼科を開業。

所属学会・研究会・認定医
日本眼科学会、日本眼科手術学会、日本神経眼科学会、日本アンチエイジング外科学会(JAAS)

クリニック情報

ひらばり眼科愛知・名古屋
住所
愛知県名古屋市天白区平針3丁目1501番地 平針サンシャインビル1F
アクセス
名古屋市営地下鉄鶴舞線「平針駅」1番出口から徒歩3分
電話番号
052-805-3887
診療時間
9時~12時半 16時~18時半
定休日
水・日・祝
URL
http://www.hirabari-ganka.com/

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