Doctor’s LABOトピックス

採血なしで血流の状態観察する「血管美人」

予防医療を支援する検査システム

採血なしで血流の状態観察する「血管美人」など

少子高齢化が進む日本。2007年には65歳以上人口の割合が21%を超え「超高齢社会」に突入、2009年には国民医療費が国民所得の10%を超えている。病気の未然防止、早期発見を可能とする予防医療の分野は、今後ますます改革が進むだろう。今回は予防医療の一翼を担う調査・検査機器に焦点を当てた。
指先に特定波長可視光線を集中照射することで、毛細血管の状態を確認できる血流観察システム「血管美人」(開発社 血管美人)は、採血などを必要とせずに手軽に血管や血液の状態を観察することができる。
慶応大学の故小川三郎氏著「毛細血管像と臨床」による研究をもととして開発された。このシステムを使うことで、生活習慣指導を行うことができる他、投薬後の症状改善の様子を手軽に確認することができるため、未病予防を積極的に行う薬局や大学などの研究機関を中心に導入が進んでいる。

(文中抜粋、全文はJAASアカデミーのJHMアーカイブに掲載中)

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