Doctor’s LABOトピックス

医療経営に『自費診療』を導入するために

JAASアカデミー第1回
春季公開講座(5月25日(日)東京赤坂)

美容アンチエイジング導入からみえてくる経営改善の可能性

公開講座の開会の趣旨を山本学長は述べる。
近年、日本の保険医療は財政的に困窮している。また、診療報酬が消費税と加味して考えると実質的な減額と糾弾する声も少なくない。しかし、現場の医療従事者が行政に訴えかけて改革していくというのは、現実的に不可能な話だ。
では、我々医師は今後の医療をどのように考えるべきなのであろうか?答えは、自ずと明らかである。
『自費診療の推進』これ以外に考えられないであろう。
しかし、保険診療しか行ってこなかった医師にとって自費診療とは、遠い存在であり、またどのように導入するかというのも非常に茫洋とした話である。
今回はこの『自費診療の導入』に焦点を当て、公開講座を開催することとした。
自費診療と考えた場合に、思い浮かぶのは、美容外科をはじめとする『外科的処置』かもしれない。しかし、手術手技を持たないものが始めるという事は大きなハードルがある。既存の器械や施設等をフル活用しながら、自費診療へのシフトを真剣に考えてみたい。
まず、患者が多く、かつ、何も導入コストが発生しないものが自費点滴であろう。この自費点滴にはどのようなものが必要なのか等現実的な講義を行う。さらに若干のトレーニングで導入可能なヒアルロン酸、ボトックスの導入の仕方、トレーニング方法について、さらには糸のリフトの講義も行っていく。
また、医療レーザーや光治療機さえ手元にあれば比較的簡単に導入可能なシミ、黒子に対する治療には皮膚科専門医から見た美容医療についての講義をすることとした。
他に、『物販促進』も経営的には、魅力のある話題である。現実的な経営を考えた場合、上記の現実的な問題と関連のある広告戦略、その法的な問題、また美容医療の経営に欠かせないクレーム処理、税務上の問題等についての講義も用意をした。
(JHM117号文中抜粋、全文はJAASアカデミー塾生専用ページに掲載中です)

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