Doctor’s LABOトピックス

アミノ・ビジョン発刊

バ美肌商品にアミノ酸活用を提案
協和発酵バイオ

協和発酵バイオは、「AMINO VISION 2013」と題したブックレットを出した。
アミノ酸ニーズの高まりを受けてヒューマンヘルスケアの視点から、アミノ酸の働きを「うるおい美肌」「スポーツ愛好」「シニアの元気」に分類し、それぞれ効果が期待されるアミノ酸についての解説を盛り込んだ。
その中で「うるおい美肌」に有効なアミノ酸をうるおい、ハリ、姿勢美に分け、それぞれの配合とアミノ酸を分類した。うるおいでは肌の角質層にある天然の保湿因子(NMF)の半分がアミノ酸組成であるとして、推奨するアミノ酸をシトルリン、セリンとしている。
またハリは、真皮の7割以上を占めるコラーゲンの量や質に左右されるとして、アミノ酸によってコラーゲン代謝を調整することをコンセプトに、アルギニン、オルニチンを提案する。さらに姿勢美では筋肉や骨、栄養を運ぶ血管を良好に保つ必要性を訴え、それが姿勢美につながることからオルニチン、シトルリン、ビタミンK2が代用できるという。
数年前、薬事法上の食薬区分から食成分分類に移行したシトルリンは、とくに美容分野では期待が持てるアミノ酸で、NMFを構成するアミノ酸の9%を占め、タンパク質を構成しない遊離アミノ酸に至っては最も含有比率が高い。コラーゲンの過剰分解を抑制する働きや、体内でアルギニン変換され、NO産生を介した血管拡張、血流改善などの作用もシトルリンには確認されている。
足のみくみや冷え症の原因である血行不良など、女性にターゲットを絞ったサプリメントの開発にはもってこいのアミノ酸といっていい。
美肌効果をうたう商品市場はコラーゲン、ヒアルロン酸などで認知が進む反面、多数のブランドが投入され差別化がむずかしい。そんな中、協和が提案するアミノ酸の提案は、相乗効果を生む美容カテゴリーとして魅力的な投げかけではないだろうか。

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