美容アンチエイジング業界コラム

話題追跡 GID対象で「性別適合手術」が一部保険適用へ

一方で〝救済制度〝に追いつけない医師の技量不足が課題

ヤンヒー病院の4医師を迎え、今秋「美容医療と性別適合手術」特別シンポジウムを開催 

厚労省は18年度の診療報酬改定で性別適合手術、いわゆる「性転換手術」での一部保険適用を正式に決定した。
GID(性同一性障害)がその前提となる。対象となる手術は、女性の子宮と卵巣、乳房の除去や男性の精巣を摘出で、前者はFtoM、後者はMtoFであることはいうまでもない。今まで自費診療のために高額だった手術代が高額療養費制度の適用によって減額されることから、今後性別適合手術を受ける患者は増えていくことが予想される。ただ豊胸手術や膣、ペニスを形成する手術には適用されない。またホルモン療法は保険適用外のままで、保険診療と保険外診療を併用する「混合診療」のケースでも保険は使えない。
日本精神神経学会の調査によれば、2015年の時点でGID(性同一性障害)患者は推定22,000人に上るとみられ、その数は年々増加しているという。しかし、今回厚労省が公表した保険が適用される病院の基準によれば、国内では3、4カ所にとどまるとみられ、性別適合手術を望む患者は引き続き、日本に比べ安価で症例実績も豊富な海外の病院に行くことになる。

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