美容アンチエイジング業界コラム

クリニックでのメディカルサプリメント取り扱いの優位性高まる

広告表示の規制を強化

メディカルニュートリションマスター講座 大野医師が報告

市場製品の監視は
消費者庁から都道府県レベルに権限拡大へ

クリニックでのメディカルサプリメント取り扱いの優位性高まる

 先ごろ、JAAS認定サプリメントセラピスト資格講習会・第一期「メディカルニュートリションマスター」第1回講習会が品川インターシティで開催された。
全5回カリキュラム15単位制としてスタートした今回の講義では、統合医療や補完代替医療におけるサプリメントの利用実態とメディカルユースの必要性、優位性について受講者に概説されたのち、実際の外来導入に際してサプリメント処方をどのように実践していくか?さらに医療機関でのみ取り扱える医師個人向けの輸入サプリメントの品目と有用性などについて提示された。なかでも興味深かったのは、第一演者の大野医師から明らかにされた新たな「サプリメント広告の表示規制の強化」の動きだ。トクホ、機能性表示食品など健康表示を認める一方、現行の景表法、健康増進法、薬事法を今まで以上に厳格に適用し取締りを強化していくことに加え、表示許可食品でさえ決められた表示範囲を逸脱したものに関しては容赦なく監視指導がはいっているという。こうしたなかで、一般流通ではない医療現場でこそ、医師がメディカルサプリメントの有効性、安全性を推奨または処方できることはある意味、メリットは大きい。診断、診察の際に〝対面販売〝に近い院内であればある程度の健康情報を発信できるあるいは患者に有用性を説明せざるをえない状況を臨床現場ではもてるからに他ならない。メディカルサプリメントを取り扱うクリニックにとっては、一般市場に比べて優位性が担保されることになる。

 6人の講師で構成された第1回目の講座では、「統合医療におけるサプリメント」「機能性医学とサプリメント~外来導入の実際」「メディカルユースの必要性」「遺伝子診断とメディカルサプリメントの活用」「メディカルサプリメントの基準?その安全性と有効性を検証する臨床試験」「院内物販と代行販売について」が終日レクチャーされた。

(文中抜粋、全文はJAASアカデミー塾生専用ページに掲載中です)

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