美容アンチエイジング業界コラム

メスを使わない「膣の弛緩」治療機『Viveve』が悩み解決

女性が女性なくなる不安に
福音もたらす新・治療術

メスを使わない「膣の弛緩」治療機『Viveve』が悩み解決

産後女性が最も気にする
膣のゆるみも、婦人科医に意外と打ち明けず

駆け込み寺はもっぱら
婦人科形成の女性医師
治療で性的満足度向上へ

麻酔使わなくても痛みなく30分で施術完了
原理はモノポーラ高周波エネルギー照射
コラーゲン生成で膣縮小(施術後の出産も可能)

 女性が女性でなくなる不安~重度な病気でないといえ膣のゆるみは女性にとって決して侮れない。大きな不安をもたらすからだ。
 事実、調査によればアメリカでは2人に一人、日本では3人に一人が膣の弛緩を実感しており、女性の身体的変化による悩みの中でも、他のを圧倒する(割合が高い体重の増加や尿もれに比べても高く88%。統計値は医師による診断)。とはいえ先述のとおり、その悩みを打ち明ける女性は少ないという。日本では婦人科医にさえ相談することが稀で、6割を超える女性が相談相手を誰ももたない。
 一方、この悩みから膣縮小の施術を受けた患者の多くが、パートナーに効果を認められた、性的満足度が向上したなど改善に対する満足度は高い。
 さて日本では欧米に比べ、女性器に対する治療は限りなく後ろめたさが伴う。婦人科でさえ行かない患者がやむにやまれずカウンセリングに向かう先、それが美容形成の婦人科形成で、担当医は女性であることが多い。ネット検索のキーワードが「女性器」「更年期」「膣のゆるみ」と上位に来るため、おのずと美容形成クリニックに行き着くようだ。 

 そしてカウンセリングの末に治療の選択肢になるのが、外科的な手術かケーゲル体操などのトレーニング指導しかない。クリニックによってはまれにフィラー注入を勧めるところもある。外科的な手術は経験とスキルの高さが求まられるため、婦人科や美容形成医の誰もができるわけではない。治療費用もかさみ、局麻での手術といっても術後の痛みやダウンタイムは避けられない。術後の傷の瘢痕化というリスクもあり、何より、その後の自然分娩による出産は難しいといわれる。
 骨盤底の筋力を鍛える体操も、膣のゆるみを改善する効果は低いという。
 こうした中、アメリカで医療用に開発されたViveve社のメスを使わない膣弛緩のための治療機『Viveve(ビビーブ)』(国内取扱い/チャールズ・ラボラトリーズ)がカナダそして日本に紹介され、新しい膣縮小治療機として話題を集めている。

(本文抜粋、全文はJHM116号に掲載中。JAAS会員には毎号JHMをお送りしています)

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