美容アンチエイジング業界コラム

韓流のモノ・ヒト・治療術が、美容医療を変える

脂肪幹細胞タンパクエキス製剤(GF成長因子)を用いスキンリジュビネーションや毛髪再生に臨床成果を出す皮膚再生療法がクリニックで広がりをみせている。米・欧そして韓国、日本とすでにその症例報告は数千にものぼる。培養の過程で幹細胞が分泌するタンパク質が放出する大量の成長因子(GF)を製剤化したステムセル・エキスともいうべきもので、多くはE.coliなど遺伝子組み換えでの大量生産したものだが、ここにきて東洋人ドナーから採取された皮膚由来の幹細胞を培養、増殖させた成長因子だけを製剤化したものがでてきた。もちろん、ドナーは厳格に生化学検査したものだけを用い、フィルトレーションとガンマ滅菌をへて製剤化されることは言うまでもない。アレルギー反応も一切認められていないという。この製剤をメソセラピーやメソローラー、ダーマローラー、スタンプで皮内に注入していくため、〃即戦力のGF皮膚再生法〃として注目されはじめている。何より全く設備投資を必要としないことがメリットで、クリーンルーム不要の施術法である。また、PRPなどと比べても培養の手間やコストが抑えられることで、患者の金銭的な負担を少なくすむ。

この新たなGF製剤は、世界のステムセルの開発拠点、韓国ソウルで技術開発が行なわれ、アメリカとの共同研究で開発、製造される新・製剤Ra医師オリジナルの「BENEV・MGF」として今、世界中の美容医療専門医に注目されている。その開発に携わり自ら、火傷などの皮膚形成術の臨床実績を積んだ末に、スペシャリストとして美容皮膚再生治療に応用するのが、韓国LOTTEホテルVIOLクリニック院長・Ra医師である。200種類はあるといわれる成長因子を高含有する製剤からアンチエイジングのための皮膚・毛髪再生を行ない、韓国の美容皮膚分野で話題を呼んでいる。すでにDr Raオリジナルの製剤は1000箇所以上のクリニックに導入され、また日本でいま話題を集める導入率を高めた特殊プローブをつけたRF装置をさらに上回る、機能と導入効率を高めた、Ra式のフラクショナルレーザーとRFの機能を兼ね備えた装置「SCARLET」も完成させ、韓国そして日本をはじめアジアに本格的な供給を開始させた。この装置、RFと特殊プローブ(マイクロニードル)によって、フラクショナルレーザーの照射理論と効果をも可能とした美容医療機で、今後、その普及台数は高まることが予想される。

限りなく痛みがない施術は「SCARLET」のマイコン制御によるマイクロニードルの新入速度、深さ、RFエネルギーから!その施術法伝授

当会では、こうしたGFセラピーによる皮膚若返り療法について、講義とLiveTherapyで「明日から始められる皮膚再生療法」を徹底指導してもらうため、第2回目として現地派遣研修を実施。一方Ra医師の日韓通訳を務める中間医師には、自らの幹細胞点滴療法と日本で先駆けてDr Ra開発のGFセラピーを実践してきた再生医療の基礎と実際をプロローグとしても講義してもらった。

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