美容アンチエイジング業界コラム

美容医療・アンチエイジングの市場性

医療は安定経営という「神話」はもはや崩れ去った。混合診療ではない「自費診療」が加速している。例えば美容内科としての「オゾンクレンジング」。100人治療で初期導入の投資コストが回収できる新たな栄養療法「機能性医学」に基づいた治療が、歯科にもエステにも広がっている。今後の美容医療は「医科・歯科」連携が突破口!?に

長期低迷がつづく日本経済、市場はデフレスパイラルから抜け出せない。そして購買力はますます弱まる傾向にある。美容医療もまた例外ではない。本紙の取材網としてたびたび報じている韓国ではその経済成長ぶりや、活発化する医療ツーリズムを受けて美容医療業界も上げ潮ムードだと思われるがちだが、決して好調というわけではない。美容整形を受診する裾野は日本より広いが、以前に比べ需要の伸びが鈍化していると聞く。評判のいい医師たちは、月曜から金曜は国内で、週末はその技術を見込まれて中国へと「出稼ぎ」に行く。またソウルなど都会では、競合激化とテナント代など固定費の高さから収益性が思いのほか悪く、地方へとクリニックを移転する美容形成医もあらわれている。一方、日本でも内需から外需へと一部転換しようとする動きもあり、海外からの患者誘致の取り組みや、巨大市場Chinaにクリニックを進出させる大手美容外科も現れてきた。果たして国内の美容医療、アンチエイジング外科・内科の市場は先細りになっていくのだろうか?当会では潜在需要はまだまだあるとみている。美容医療・アンチエイジングにおける昨今の市場性を述べてみる。

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