Doctor’s LABOトピックス

ダチョウ抗体が美容市場へ

京都府大・塚本教授が開発の「ダチョウ卵黄エキス」で応用品相次ぐ

鳥インフル騒動で日中の風邪予防市場が火付け役

ナローネ化粧品
アクネ桿菌抗体でニキビケアローション、通年型花粉症アレルゲン抗体のミストスプレー販売へ


こうして製品化へと結びついたのが「ダチョウ抗体マスク」である。
そしてその後の応用開発で花粉症、さらにはニキビ対策として、このダチョウ抗体(卵黄抽出エキス)の活用の道が広がっていく。
その一つがニキビケアのためのローション『ナローネ オストリッチAGローション』で、アクネ桿菌抗体を卵黄でつくらせ、その抽出エキスを配合した。エキスは120℃でも有用性を発揮する耐熱性を有し、酸アルカリに強い(pH3.9 pH11でも機能保持)。エキス精製では安定性が高く原料のロット差が少ない特性をもつ。
ただ京都府立大のバイオベンチャーで製造されたエキスはすべて特許成分「ダチョウ卵黄エキス」として登録されていることから、製品化に際しては販路ごとに販売契約を結ぶことから、ローションについては日本ビューティコーポレーションのナローネ化粧品が任されている。すでに同社では第三者機関で十分なモニター試験をしており、使用後3週間でニキビ肌が改善する知見を得ているという。

(本文抜粋、全文はJHM116号に掲載中。JAAS会員には毎号JHMをお送りしています)

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