美容アンチエイジング業界コラム

JHM話題追跡 危ういコンサルの罠

Web集客会社が化粧品販売で、的外れなマーケティング論

開業支援では高額なコンサル費と永続的な中間搾取強いられる

(JAAS)現役の開業医師が総合窓口で、各業務で実績のプロ集団が適正価格でサポート


Web集客サポート会社は何も、集客や集患だけの業務をしているわけではない。最近は、院内物販あるいはサロン内物販の支援にもその業務を広げてきている。
ここで本紙編集部が先ごろ、取材もかねて参加してきた『クリニック発のサプリ通販事業、その「勝ち方」とは』という講演の一コマを紹介しよう。
演者は、いわゆるWeb集客支援をする会社の担当者である。
その中で、得意とするネット通販のやり方をコンサル指導している。そして、ケーススタディとしてあるクリニックで開発した美容に効果的なサプリメントの販促について取り上げた。演者曰く「当初はコラーゲン、プラセンタ、ヒアルロン酸など、開発側がこだわった成分や品質面を中心にWeb上で消費者に商品PRを行った。しかし実際に販売を始めても思ったほどに購入に繋がらない。そこで購入者の声などをヒアリング・分析した結果、使う側からすると、成分以上に「どんな美容の悩みに効くのか?」を気にしているということが分かった」と説明した。
そこで彼らが提案したのが、「成分や品質以上に、『自転車での子供の送り迎えや、買い物などで日常的に浴びている紫外線によるシミやくすみが気になる方へ効果的です
』など、具体的な悩みや改善される部分についてWeb上でも丁寧に伝えたところ、予想以上の売上に繋がったことを力説した。
さらに一般的な美容商品と差別化を図るのであれば、クリニックの専門性を活かして「“目もと”のちりめん皺に効くアンチエイジング美容液」、「“背中のニキビ”対策に効くクリーム」など、より細かな部位に効果的な商品として訴求することで、消費者も明確なイメージを持つことができるため、売上増加、リピート数増加につながると強調する。講演では、育毛…にもその提案事例を投げかけていた。
もっともらしい講演なのだが、ここにコンサルの危うい罠が潜んでいることをお気づきだろうか?

(文中抜粋、全文はJAASアカデミー塾生専用ページに掲載中です)

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