『HAIRMEDIC』システム
光脱毛パイオニア機「POWER LITE」からヒント!
脱毛から発毛理論を生み出す
広帯域の周波数を使い分け
多種のモードで「育毛」「リラックス」「フェイスのアンチエイジング」
3つの施術
バルジ領域に働きかけ 男性ホルモンTGT-βを抑制
頭皮環境を整えて健康な髪の毛を生やす「発毛」、いまある髪の毛を育てていく「育毛」、自らの毛を薄い箇所に移植したり(医療)、頭皮に人工毛を植え付けていく「植毛」「増毛」さらには、医学的な薄毛治療やAGA治療などHair growth、Hair restorationへの需要は相変わらず根強い。男性ばかりか、加齢やストレスから生じる女性の薄毛対策も最近ではクローズアップされるようになり、市場は拡大の一途をみせる。しかし人工毛による増毛法や、発毛・育毛を謳うシステムなどには一長一短があることは否めない。効果が疑わしいものも少なくないのが実情だ。さらに移植法による医学的な植毛術は侵襲性も高く、治療に対して不安を抱く患者も少なくない。AGA治療にしても一部で副作用を不安視するむきもある。そうした中、薄毛治療の専門医でさえ驚きの声があがる発毛・育毛プログラムが話題を呼んでいる。JHM知っておきたい話題の施術、今回は「HAIRMEDIC SYSTEM」を紹介したい。
北欧スウェーデンの首都ストックホルムを拠点に 日本に進出して27年目を迎えるスカンジナビア(代表・北条ピーター氏)の名を、いまや美容業界で知らない人はいない。日本で初めて安全基準をクリアした光脱毛機「POWER LITE」はエステの施術メニューでは定番のアイテムとして広く普及する。今では韓国はじめアジアのエステサロンに輸出され、スウェーデンからは欧州市場に向けて出荷されることはいうまでもない。
そんな同社が脱毛を促進する「POWER LITE]から得たメカニズムを、発毛理論に転換、バジル領域に毛の成長を促す「ネオシグナル理論」を見出した。そして昨年10月、バジル領域を活性化させ育毛促進をはかると同時に、脱毛因子を抑制するシステムを完成させ、市場に発表した。それこそ「HAIRMEDIC SYSTEM」である。
コンセプトは「リラックス効果」「育毛促進効果」「抜け毛予防」で、育毛とスカルプケアだけでなく、ボディへのリラックス効果とフェイスに対するアンチエイジングの施術効果をもつ。
「いま毛髪、頭皮の悩みを抱える女性は多い。頭皮への血行促進とヘアケア導入剤だけでは育毛効果として弱い。このシステムではストレスによって首、肩の凝りが、頭皮環境の悪化につながるため、ボディのメンテナンスもできる機能をもたせています」
システムで使う電流は「Multi spectrum wave」と呼ばれるもので、従来機に多く搭載される単一周波数とは違い、超低周波、低周波、中周波、高周波を組み合わせた広帯域の周波数を使う。人間が本来もっている生体電流に近い電流(ヘアメディック電流)といっていい。このそれぞれの周波数を先述のリラックス、ヘッドの育毛促進、フェイスのアンチエイジングの目的に沿って使い分ける。
この種の機種は、今までマイクロカレント電流、微弱電流、EMSなどが主流で、単一の周波数を用いて施術するエステサロン、接骨院、整体、発毛サロンが少なくない。それに比べ「HAIRMEDIC SYSTEM」では広帯域の周波数を使い分けることから、装置の優位性は高い。
システムでは、肩、首などのボディに通電する電流では、筋電流(脳が指令を出し筋肉の収縮をさせる電気信号)に近い電流を用いて、3つのモード切替をつけている。リンパを刺激して免疫力向上が期待できるDRモード、疲労回復のためのTEモードそして筋肉の引き締めのためのSHモードである。
抜け毛を予防し育毛を促進するためのヘアメディック電流はFGF-5モード、バルジモード、PROモードの3つがある。
抜け毛はさまざまな要因が複合的に作用しあい起こるとされる。フケ、栄養不足、血行不良、頭皮の皮質、ストレス、炎症などによってTGT-βと呼ばれる男性ホルモンが脱毛シグナルを出す。その結果、脱毛因子FGF-5が生成されて抜け毛、つまり脱毛へと向かう。
実はその脱毛プロセスで最近、注目されているのが「バルジ領域」と呼ばれるところで、再生医療ではこの領域で幹細胞の生成が営まれていることが明らかになっている。バルジ領域は「脱毛シグナル」と共に「発毛シグナル」をコントロールする司令塔でもあり、男性ホルモンTGT-βを生かすも殺すも、バルジ領域次第といっていい。
こうしたことから「HAIRMEDIC SYSTEM」では、電流の深達度を3つのモードによって使い分け、「育毛」「発毛」の促進効果を最大限に引き出していく。
「HAIRMEDIC SYSTEM」には電流源の本機に加え、ボディ、フェイスに通電させるためのパッドと、頭皮に通電させるための専用のグローブを用意している。また各種の通電モードに加えて皮脂の汚れを落とすイオン電流を流すモードも備わっている。
消耗品としてスカルプエッセンス、専用シャンプーも用意するが、とりわけ導入効果が期待できるのが、「HAIR MEDIC専用エッセンス」で、FGF-5脱毛因子を抑制するための有効成分に加え、スカルプケアのためのタモギ茸エキスを主成分とした処方(特許出願中)がされている。
本システム、昨年秋発表以来、全国のエステサロンに導入が進み、最近では美容クリニックのメディカルエステ部門にも普及が広がっている。クリニックと提携して実施したモニター調査では98%の患者が満足したとするデータもあるほどだ。
導入するサロンでは初回のみカウンセリングをつけて行う「リラックス育毛コース」90分で15,000~20,000円の施術料金を設定しているという。
育毛そして発毛の効果を出していく施術であることはもちろん、サロンユーザーが何よりも望む「リラックス感」を生む同システムには、今後さらに導入を検討するサロンや美容クリニックが増えるに違いない。
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