Focus!プロフェッショナル・ドクター

アンチエイジング美容医療業界における、
JAAS厳選のスペシャリスト達を取材・レポートしていきます。

ゆるぎない根拠に基づく包括的アンチエイジング治療
クリニックF

クリニックF院長 藤本 幸弘 医師

MD、PhDそしてMBAとしてキャリアを積み、
ゆるぎない根拠に基づく包括的なアンチエイジング治療を確立。
30台以上のレーザーによる「5ステップの肌質改善」治療は
海外セレブも絶賛。

レーザーを始めとした最先端の医用工学機器によるアンチエイジングをテーマとしたクリニックFを展開する藤本幸弘医師。医学博士、工学博士、薬学博士、MBAといった学位のホルダーでもある。テクノロジーと医療が融合したクリニックを目指し、日本各地はもちろん世界各国から患者が訪れるという。その背景には、同クリニックの治療方針やこれからの医業に対する藤本院長の関わり方に負うところが大きい。

シミとりや脱毛を行わないクリニック

レーザークリニックというと連想されるシミやイボ、ほくろとり、アートメイク除去や脱毛などをクリニックFでは行っていない。では、レーザーを使って何をするかといえば、藤本医師によるとそれは「肌質を改善して、実年齢よりも5~10歳若返る」治療である。
現在欧米では「Energy-Based Medical Devices(EBMD)」と呼ばれる、医療用に開発されたエネルギーを照射する機器が次々と研究・開発され、照射方法の研究や議論が行われている。効果にも医療的な根拠づけがなされ、光やレーザー、ラジオ波、プラズマなど適応・応用されるエネルギーも多岐に渡るという。クリニックFはこのEBMD専門のクリニックということになり、数あるEBMDの中でも肌の若返りに特化したものに焦点を絞って藤本医師自身が世界各国から買い付けてきているのだという。これらの機器でできることとして例えばコラーゲンやエラスチンなどを増やし、患者さん自身の遺伝子再発現に導くといったことが挙げられる。
実はレーザ―によるアンチエイジング治療にはすでに多数のエビデンスがある。レーザー照射が遺伝子発現パターンを若返らせるといった論文や、10年に渡りこうした機器を照射した場合、照射前後の写真判定の年齢の逆転率が80%を超えた、などという発表も出ている。エビデンスを重視する藤本医師は、このように国内外問わず実績や根拠があるレーザーや治療法のみを取り入れているという。
もともと「機器による肌質改善」という概念を日本で美容皮膚科の診療メニューに取り入れたのは藤本医師が先駆けと言っていいであろう。
現在はさらにその発展系ともいえる個々の患者さんの傾向やニーズに合わせた治療を提供している。ちなみにクリニックFではアンチエイジングといっても「20歳以上若返る」といった魔法のような治療を提唱しているわけではない。「実年齢から20%程度若返らせる常識的な範囲でのエイジングケア」を提唱しており、まさにEBMDはそのような治療・メンテナンスに最適だと話す。

EBMD治療による「肌質改善の5ステップ」

現在クリニックFではレーザーを始めとしたEBMDによるアンチエイジング治療を中心に行っているが、その治療方針として肌質改善から若返りに向けた5ステップを掲げている。
・第一段階「肌の基礎工事」
・第二段階「肌の弱点補修」
・第三段階「肌のゆるみ改善」
・第四段階「肌の脱皮と入れ替え」
・第五段階「レーザードラッグデリバリー&再生医療」

医学と工学どちらも扱える分野へ

医学博士、工学博士、薬学博士、そしてさらにMBAをも取得している藤本医師。医療分野はもちろん、工学、薬学、そして経営的な視点を持ち、クリニックでの診療と経営、クリニック以外では研究や学会での発表活動などに従事している。
聞けば親類縁者に医師を始めとした理系の研究職に就く者が多く、幼少の頃より理系の専門職に就きたいと漠然と考えてはいたとのこと。結果的には母方の祖父の足跡をまずは辿る形で医師免許、そして東京大学大学院医学系研究科にて、皮膚免疫細胞のマストセルの研究で医学博士号を。その後自身がずっと好きだった工学分野を極めるべく診療の傍ら東海大学大学院総合理工学研究科に通い、ファイバーデリバリーレーザーのプラズマ加工技術についての論文で、博士課程を修了。電磁気学・量子エレクトロニクス・光学の分野で博士号を取得した。
またこの時の研究内容であるフラクショナル・レーザー技術を薬学のドラッグデリバリー理論に応用することで、ワクチンなどの薬剤をレーザー照射によって皮膚から導入するという論文を発表し、慶應義塾大学大学院薬学系研究科にて薬学の博士号を取得している。2018年には東京都市大学工学部医用工学科にて客員教授に就任した。

例外が存在する医学界は、他分野の科学との融合による新しい知見が存在する

様々な資格を持つ藤本医師。場合によっては工学分野の研究者や大学講師、はたまたコンサルティングファームを作ることなどもできるであろう。そんな同氏が現在も医業に従事しているのはなぜだろう。これに対して同氏は興味深い話をした。
「物理学のひとつである工学は、17世紀のニュートンの時代にほぼ完成し、数式を使えば納得できる理論展開ができます。薬学は化学の一種と考えることができ18世紀にほぼ完成しましたし、化学式で多くのものが証明できます。生物学は意外と発達が遅く、1950年のDNA発見以来、図表写真で立証することができるようになりました。さて、医学はどうでしょう。1928年のアレキサンダーフレミングによる抗生物質発見によって急速に発達した生物学の一分野と言えます。立証のために、統計の『有意差』を出すことを用いますが、そもそも統計学を使う以上、極端な5%のデータは無視されます。医学は常に例外が必ず存在することを前提とした学問であり、どの研究結果にも未だ曖昧さが残ります。つまり医学はまだまだ進化過程の学問で正解がたくさんある可能性がある。今後は他の分野の科学と融合することで新たな問題解決の糸口があると思うのです」
医学分野はまだまだ可能性を秘めた分野であると捉え、さらに自身の工学・薬学などの知識を活用することで新しい問題解決方法を探し出していきたいと考えていると同医師は話す。

企業コンサルは謎解き

日々の診察の合間に大学院での研究や年間100以上の学会や勉強会で講演を行ったり聴講者として参加している藤本医師。時間や機会が許せば世界各国のレーザー製造会社に視察に行き、実際に商品開発を行う技術者との討議も出来るだけしていると話す。これほど多忙なのに、現在も企業のコンサル案件も受けているというから驚きだ。その理由は金銭的なものでは勿論ない。
例えば、20年以上にも渡って人気を得ている某ダイエット法は、結果もきちんと出ているのに誰もその根拠を理論化できていなかったという。このダイエット法のコンサルティングの相談を受けた藤本医師はもちろん快諾し、研究の末に導き出した検証理論結果は高く評価され、国際学会でも3回の発表を行った。
多忙な現在もコンサル案件を引き受ける理由について、藤本医師はニッコリと笑い、「研究をすることで、まだ知らない謎を解くのが楽しいからですかね」と答えた。医学分野にとどまらず、工学、薬学、そして経営者として総括的な知識と経験を持つ藤本医師は、これからも医学の世界に新しい理論や治療を打ち出してくるだろう。美容医療の分野にとどまらない、次世代の医師として今後ますますの活躍が期待される。

【ドクタープロフィール】

クリニックF  藤本幸弘医師

信州大学医学部医学科卒業、東京大学医学部附属病院にて研修医、神奈川県立こども医療センター、東京都老人医療センター(現東京都高齢長寿医療センター)、東京大学医学部附属病院、東京大学医科学研究所東京大学助手、クリニック紀尾井坂院長等を経てクリニックF 院長に就任。東京大学大学院医学系研究科外科学専攻医学博士課程修了、東海大学大学院総合理工学研究科後期博士課程修了、慶應義塾大学大学院薬学系研究科後期博士課程修了、東京都市大学工学部医用工学科客員教授 

<所属学会>
ASLMS (米国レーザー医学会)Fellow 、EADV(欧州皮膚科性病科学会)Member、AAD(米国皮膚科学会)Member、国際メソセラピー学会、日本形成外科学会、抗加齢医学研究会、日本美容皮膚科学会、日本ペインクリニック学会、麻酔科標榜医(厚生省承認)、東京大学医師会、日本医師会会員東京都医師会、日本医師会認定健康スポーツ医、日本医師会認定産業医
<資格など>
医師 医学博士 工学博士 薬学博士 M.B.A.
自家用操縦士免許(単発プロペラ機)、1級船舶免許、国際C級レーシングライセンス

クリニック情報

クリニックF 完全予約制・完全個室制東京・千代田区
住所
非公開(東京都千代田区)
アクセス
半蔵門線「半蔵門」駅徒歩2分
電話番号
03-3221-6461
診療時間
11:00-19:00
定休日
不定休
URL
http://clinic-f.com/

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