美容アンチエイジング業界コラム

ロシア美容医療の市場拡大

年率10%超える勢い
2012年 1億2000万ドル

けん引役は「プチ整形」
好調な経済背景に、富裕層にアンチエイジング需要

ヒアルロン酸、スレッドリフトに人気集まる

アメリカや欧州でもまた例外ではなくなっている。施術部位では、日本が顔、目、鼻、体系の順に需要がある反面、アメリカでは肌、髪の毛、鼻、体系とそのニーズの順位には違いはあるものの、外科医的(切開系)な整形需要は減少傾向にあるという。
男女問わず、とりわけアンチエイジング美容医療術に高い関心があり、女性ではその傾向が強い。最新のアメリカでの調査では、40~55歳の女性にそうした美容医療術が浸透しており、受診率が高まっている。
一方、欧米に遅れてきたロシアの美容医療市場が、最近拡大の一途をたどってきた。2012年の統計データでは金額ベースで1億2000万㌦規模に達し、自費診療部門の5%に相当する需要を生んでいるとしている。さらに、2013年も10%の伸びで推移しているという調査もあるほどだ。今後数年は、年率10%を超えるペースで美容医療のマーケットは拡大していくとみられている。
そもそもロシアの女性に整形の必要性があるのか?という素朴な疑問をもつのは本紙だけではないはずだ。
語源的な分類から派生したとはいえ、スラヴ系民族の特長をもったロシア人は、顔立ちとその独特の容姿で少なくとも男性から見れば、整形を望むこと自体不思議でさえある。
(JHM117号文中抜粋、全文はJAASアカデミー塾生専用ページに掲載中です)

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