Doctor’s LABOトピックス

Facial&BODY System「M-LITE」

北欧スウエーデン発
日本、韓国などアジアで実績づくり

光治療機の買い替え需要に
日本上陸

高品質・高出力・安定性保証で破格の値段、レンタル制も提案

先ごろ開催された山本美容整形塾の講習会で、ひときわ参加医師から関心を呼んだ美容医療機がある。スカンジナビアサービスの新機種Facial&BODY System「M-LITE」(同社が輸入代行)で、ライブ講習会の指導医、山本医師が今年一押しと太鼓判を押すIntense pulse Light光治療機だ。「美容医療の業界では、いまレーザー全盛のような錯覚さえ覚えるが、実はフォトフェイシャルマシンの有用性は高く評価されてきた。皮膚の若返りいわゆるスキンレジュビネーションにとって光治療は欠かせない」と、その重要性を強調する。ではなぜ?話題性をもたなかったのか。過去多くのクリニックで美容治療の必須アイテムとして光治療機が導入され、長年稼働してきたため、光治療機の導入期にブランクが空き、クリニックからの購買需要が途絶えたためらしい。しかし、ここにきて、過去の導入から年数を経て、いまフォトフェイシャルマシンの買い替え需要が押し寄せている。


 光にはその波長域によりそれぞれ特性があることはいうまでもない。波長域の違いは生体の色素に対する吸収値の高低、つまり吸収されやすいか、されにくいかということに通じる。さらに肌への透過深度にも違いをもたらす。
各種レーザーはこの波長域を狭くして特定のターゲットを集中的に狙う。その分治療による患者へのダメージは強い。だから一度経験するとレーザー治療をやめてしまう人もいるという。しかし光治療では広い波長域で多くの皮膚トラブルに照準を合わせることができ、ダメージも少なく何よりダウンタイムも短い。
「レーザー治療はCURE、光治療はもっぱらCAREのために使うことが多い」との山本医師の指摘は、的を得た両者の違いといえよう。
 こうした中、美容医療の世界に光治療マシンが導入され始めてから久しい。当時、バブル全盛ということもあり海外から大挙して1000万円を優に超えるIntense pulse Lightが日本に紹介され、導入したクリニックも少なくない。その後、韓国品など安価な後発品が開業クリニックに設置されていった。
 一方で特定の皮膚トラブルを〝一点突破〝で照射していくレーザーマシンが、さまざまな波長域の特性を謳って、クリニックに導入される。まさにレーザー全盛の時期を迎えていく。光治療機はといえば、エステサロン向けの低出力の機種が出回り、医療関係者からは「脱毛行為」に対してその有効性に懐疑的なまなざしを向けられてきた。
しかしここにきて、クリニックで長年稼働してきた光治療機の買い替え需要が押し寄せているという。医療用で使うマシンでは、その出力の高さから安定性に問題を生じる時期と言われるからだ。これは安価なフォトフェイシャルマシンであればあるほど、その可能性は高い。
そんな時期での新機種のお披露目となったスカンジナビアサービスのFacial&BODY System「M-LITE」は、そのデビューを山本美容整形塾ライブ講習会にあてた。というのは日本のキー・ドクターに山本医師を迎え、すでに発表前にクリニックでの臨床症例を進めていたからである(来年早々には症例が明らかになる予定)。
もちろん日本上陸前に、同社の北欧本社スウエーデンで臨床知見を得ており、その結果をもって韓国ソウル大のホ・チャンフン博士が同機を使った症例を重ねてきた。
「スウエーデン、韓国での症例実績とクリニックでのテストマーケティングを終え、満を持して日本に紹介しました」と同社では話す。すでに韓国では美容皮膚科クリニックを中心に引き合いが好調で、ヒット商品の予感さえあると同社では自信をみせる。

レーザーに比べ、光治療機による痛みは少ないことは先述のとおりだが、この機種では多少の痛みは生じる。ライブ講習でのデモ実演でモデルを買って出た参加医師からも「フェイスの部位によって痛みは多少伴う。また深部に到達しているという感覚があり、やった感は充分ある」と漏らしていた。
同機の最大の特長は、高出力ながら安全性(安定性)が高く、同社の特許技術である「定電流マルチパルス方式」を採用することで、肌表面への負担を最小限に抑えつつ、肌内部の温度を肌活性に適した照射温度にしてしかも一定時間保てるということである。これにより広範囲の波長の光を照射して、加齢に伴うシミ、ソバカス、にきび、あざ、肝斑、くすみなどを改善していく。
附属のハンドルには、皮膚の若返りなどに適用される波長域530~950nmと、皮膚トラブル用の波長域410~520nmの2つがあり、前者の出力は2-43J/cm2、後者は1-9J/cm2だ。共に照射面は35×10mmで、サファイヤを採用する。ここにこそ高出力でも安定的な照射が可能な装置のこだわりがある。
 ライブ講習の終わり、かつて美容医療機業界では前例のない提案を同社では参加医師に投げかけた。
先発品の価格帯から大幅に下げおよそ半額近い装置価格を、参加者に提示したから驚く。この種の高品質で高出力の光治療機では破格の値段だ。さらに、「特別レンタル制」も導入し、3か月間、月額5万円の試験導入も提案した。
「レンタル期間中、症例をとって頂ければレンタル料も値引きします」ことも約束。買い替え需要を見込み、「M-LITE」の普及を一気呵成に進めるとしている。
次号ではさらに詳しい「M-LITE」の特性と症例について述べてみる。
 ◎本稿の内容にご関心の方はemail:info@e-jhm.jpまでお問い合わせください。

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