Doctor’s LABOトピックス

肩こり・手足の冷え性には即効性の高い血液クレンジング

ドイツでは、40年以上前から行われている血液クレンジング療法。薬剤治療とは異なり、自然治癒力を復活・強化する療法だ。すでにヨーロッパでは認知され広く一般に行われている。血液クレンジングを行うことで、ドロドロした血液やリンパ液が浄化されるため、全身の末梢血管循環を良くし健康に役立つといわれている。自然治癒力を高める治療のため様々な疾患に効果がある。

以下は、複数回の血液クレンジングを行った方のボトル(左)と冷え性・不摂生で来院した方の1回目の血液クレンジング(右)の様子。右は撹拌した際に付着した血餅(ドロドロの血液)が多く付着しているのが分かる。血液クレンジングを複数回行うことで、さらさらした状況となった血液が自分の血管内へ戻っていくことが視覚的にも確認できる。

効能

1.体内の酸素化
オゾンガスを静脈から採血した血液に混ぜると動脈血の様に鮮やかな赤色になる。これは酸素がヘモグロビンと結合するためである。といはいえ、100ccの酸素化した血液を体内に戻しても身体全体が酸素化するわけではない。この治療の本質は、オゾンが血液と反応することで発生するROSやLOPなどの物質が体内にて連鎖反応を起こすところにある。
ヨーロッパでは、高齢者に対して、オゾンガスを直腸注入した後の代謝活性化なども調べられている。オゾンを活用した代替医療は今後日本でも増えてくるかもしれない。

2.血液流動性の改善
Mcfanは血液サラサラ検査とも呼ばれる。
シリコンのスリットの7ミクロン間を100μ?血液が流れていく時間を測ることで、血液流動性をみる。血液クレンジングを行うことで血液流動性がよくなるというデータがある。

3.免疫機能の向上
オゾンが白血球の単球や顆粒球などに反応した場合、インターフェロンなどのサイトカインが上がることが広く知られている。そして同時にTNF、CM?GSF(顆粒球マクロファージコロニー増殖因子)、インターロイキン2、インターフェロン-γといったものも、オゾン療法によって容量依存的に上昇が見られる。
日本で行われた研究のデータでは、オゾン療法を行ったあとでは、C型肝炎ウイルスのRNAが下がっているという結果が得られている。

4.アンチエイジング
オゾン療法は細胞を活性化し、細胞内ATPを上昇させる。さらに、SODなどの抗酸化力を上昇させることなどの効果があり、美容医療業界ではアンチエイジングとして使用されている。
加齢性黄斑変性症患者のin vivoにおけるSODの研究では、オゾン療法によってスーパーオキサイドを消去する酵素SODが上がっていくというデータがある。

こんな人に

様々な症状改善効果がある。
特に冷え症が関わると考える不妊症、肩こり、腰痛、体調不良、抜毛、乾燥肌などの症状がある人に対して、血液を循環させ改善して行きます。

・眼や身体がとにかく疲れている人
・肩や腰が張っている人
・代謝が悪く痩せにくい人
・肌や身体のむくみが治りずらい人
・指先やお腹周りの冷え症のある人
・血圧が高い人
・貧血の人
・コレステロール値が高いと言われている人
・アトピーの人
・抜毛が目立ち始めた人
・目の下にクマがある人
・尖圭コンジローマの人
・肌荒れがひどい人
・身体の疲れがとりずらい人
・ストレスでイライラしている人、
・子宮内膜症の人

オゾンの原理

オゾンが血液と接触すると、最初に前期反応として活性酸素種(ROS=Reactive oxygen species)が、その後、後期反応として過酸化脂質代謝物(LOP=Lipid oxidation prodacts)を発生する。この活性酸素種と過酸化脂質代謝物の2つが、血液クレンジングの主な作用機序となる。

活性酸素種とは、ほとんどが過酸化水素=H2O2である。それが赤血球、白血球、血小板に働きかけることになる。
その結果、赤血球の2,3-DPGを上げるのでO2運搬能が改善し、末梢の虚血部に酸素を供給しやすい状態になる。
白血球は、インターフェロン-γやサイトカイン系を活性化する。そして血小板は、オータコイドと成長因子の放出、血小板凝集抑制反応によって、血液をサラサラにする効果などを引き出す。

血液クレンジングを繰り返し行うことで、酸素運搬能の高い赤血球がどんどん増えていくそうだ。(これらの活性酸素種は瞬時に消去される)

使い方、注射の仕方

血液クレンジング専用のボトル内に陰圧で自分の血液を約100ml採血し、適切な量の医療用オゾンを血液に加える。採血後の血液にオゾンが反応すると、その日の体調による血液が、一瞬で鮮やかな赤に変色する場合がある。そして、オゾンで活性化された血液を、約15分かけて血液を戻す。

健康維持やアンチエイジング、疲労回復が目的の方の場合は1~2週間に1回程度の間隔で継続すると効果的とのこと。1回の治療は準備含めて1時間弱だということだ。

取材協力:矢追医院 医学博士 矢追正幸院長
東京都足立区江北2-33-6


血液クレンジングの詳細について

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