美容アンチエイジング業界コラム

JAAS認定医 9人誕生へ

JAAS美容医療(ライブ研修)の技術研さんで認定医取得

JAAS日本アンチエイジング外科・美容再生研究会が発足して3年が経った。その間、実践的な美容医療、再生医療そしてアンチエイジング外科・内科・歯科の治療術を研さんするライブ講習会、現地派遣研修を続けてきた。また医療・美容に関わるコ・メディカルスタッフのためにクリニカルエステ術もカリキュラムに加え、講習会、実技の習熟に力を注いできた。
3年目の今年、学術総会を兼ねた「第3回Live Forum」を除いた、日常的なライブ講習・研修・海外解剖学実習は20数回を数え、他の学会・研究会の活動の追随を許さない。こうしたJAASの活動に共鳴し、今や美容医療を実践する医師のみならず、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科など一般医療からの入会が後を絶たない(11月末現在で会員数200名を超える)。また歯科やエステティシャン、看護師、歯科衛生士などからも活動に対する関心層は広がりをみせる。

「DOCTOR’S LABO」では
「醜美」に関わる医療クレーム訴訟で弁護士紹介も

あえて美容医療での専門性を重視した入会資格を設けず、経験者、初心者の壁を取り除いたライブ講習の「美容整形塾」には、広く他科診療の医師や、歯科医の入会が相次いでいる。今年1年も20回を優にこえるライブ講習会、医科・歯科の解剖学実習執刀トレーニング、現地派遣研修、美容医療入門講座さらにはアンチエイジング内科、メディカルエステ術の実技講習などを開催し、受講者からは評価が高い講習会も少なくない。
何よりその理由として挙げられたのは、「より実践的な実習やライブ講習に留まらず、具体的な技術指導が受けられ、受講者自らも施術に参加できる」という声だ。また、経験年数の浅いあるいは、これから学び導入していこうという初心者に対しても、より敷居を低くした講義、実技内容が専門性の高い中にも盛り込まれていたことから、「参加していても気後れせず、初歩的な質問や疑問を投げかけられた」と、広く門戸を広げた研究会の趣旨どおりの成果をみている。
こうした中、JAAS懸案の「認定医資格制度」も理事会で正式に決定し、その名称、その認定要件が整ったことから申請が始まった。「資格を与えることで美容医療やアンチエイジングの診療医に何か特別な専門性を認めるのではなく、あくまで知識とスキルアップのための動機づけと捉えてほしい」という制度の趣旨どおり、入会年が古い医師、歯科医に対しては過去にさかのぼって履修単位を換算できる要件を設け、20単位以上の取得者を資格認定していくことで理事会の認定医認定委員会で承認された。
これにより、対象者の申請期限が12月21日をもって締め切られ、9人の申請を数えた。申請者すべてが要件を満たすため、審査を経て正式に「認定医証」が与えられることになる。認定医9名のドクターは25日をメドにJAAS公式サイトにその名称がアップされる。なお申請・審査後「認定医」資格が授与されれば、その認定日から3年間の資格有効期間が設けられることになる(継続的な修学を続けてもらいたいとの趣旨から1回目の3年間に限り、10単位以上の履修と学術大会を兼ねたフォーラムの参加が求められる)。
JAASでは「美容医療、アンチエイジングはすべてに開かれた医療であり、修学することに診療の専門性は問わない」として、さらに会員からの申請数は増えると期待する。認定要件の20単位以上の単位算定は入会後1年間での履修に限るが、年間20回を上回る講習会が開かれていることから、ライブ講習であれば5回程度の受講で履修要件に達する。今年入会して、入会歴が短い医師、歯科医でも1年間の期間で20単位以上の履修は十分可能だ。
制度および申請手続きなど詳細は、JAAS公式サイトhttp://www.jaas-online.comを参照していただきたい。
理事会では、さらに意欲ある多くの会員が「認定医」資格を取得してもらうため、4年目を迎える2013年も引き続き、講習カリキュラムの回数と充実をはかり、実践的なスペシャリストを輩出していくための講習・実技プログラムに力を入れていく。
一方、JAASの姉妹サイトとして今夏、稼働したポータルサイト「美容アンチエイジング専門情報サイトDOCTOR’S LABO」には、JAAS会員に登録する医師、歯科医のクリニック一覧が掲載され意欲的に技術を練磨して習熟するドクターらが、患者から適正な評価を受けるための情報発信の場としてこのサイトが役割を担う。
ネット広告規制を背景に自前のホームページでの露出を控える傾向をみせる美容、歯科系クリニックは、第三者機関としての評価を求めざるを得ない。そうしたニーズに応える「受け皿」として「DOCTOR’S LABO」への期待は高まりつつあり、会員、非会員問わず、同サイトへ掲載を希望する医師たちから問い合わせが相次いでいる。
「DOCTOR’S LABO」の目指すところは、適正な技術の評価と正しいユーザーの選択を促す第三者的機関としてのサイトともいえ、ドクターのスキル、専門性、人柄、サービス(供給側)に患者とをマッチングさせることになる。美容医療や歯科での自費診療を受診するクライアントは、とりわけその知識の多さとこだわりをもつ受診者が少なくない。今や賢いユーザーにはまやかしの宣伝は通用しない。だからこそ、サイト運営元の客観性、公共性が重視される。集患をはかるポータルの多くが広告代理店やWeb制作会社であることは、ユーザー側もすでにわかり始めており、第三者的な紹介サイトへのニーズは高い。「DOCTOR’S LABO」では、リアル・タイムの最新医療情報、専門サイトとしての質の高い業界レポート、さらには美容医療、歯科の専門医が監修する「美容用語」、医療クレーム、相談などに答えていく「法律相談」など充実したコンテンツと更新回数をあげるサイト運営をめざしている。
Webディレクターには美容医療のサイト運営に精通するスペシャリストを置き、SEOなどの対策も施すことはいうまでもない。すでに3か月の稼働でアクセス数は確実に増えているという。差別化をはかる最大のコンテンツが「Focus!プロフェッショナル・ドクター」だ。専門紙として本紙JHMが、この会員ドクターの紹介欄を書き上げ、随時レポートすることになるが、その役割は第三者的な評価窓口を担い、ドクターのスキル、専門性、人柄、サービス(供給側)を発信することになる。そして供給側と患者とをマッチングさせていく。
「Focus!プロフェッショナル・ドクター」に掲載される医師、歯科医には「患者クレームや訴訟など施設のコンプライアンスに関わる問題に、速やかに対応できる医療訴訟の弁護士を紹介していく」と運営元ではその準備にはいった。いわば顧問弁護士をもたなくても、問題解決をスムーズに対応してもらうのが狙いだ。
とりわけ美容医療では、医療クレームでの訴訟範囲が「醜美」にまで及ぶため、通常医療のそれとは違う。客観的なエビデンスベースでの立証になりにくく、その分やっかいといわれる。しかし法廷で争われる際、間違いなく問われるのが「同意書に加え、治療方針を明記した詳細な書面」で、一般的に、こうした書面を揃える美容クリニックは少なくない。こうした相談にもJAASが推奨する弁護士が相談(一部有料)に乗ることになる。
いずれにしても来年、JAAS活動の推進と歯車をあわせるかたちで、このポータルサイトも「成功する医療施設、ドクター」を紹介していくことになりそうだ。

認定医9名のドクターは25日にJAAS公式サイトにその名称がアップされた。認定医となったのは、水戸中央美容形成クリニック・宮崎 浩彦医師、SSクリニック・柴田真一医師、川崎駅前スキンコスメクリニック・後藤 礼医師、原燃診療所・神 裕医師、えんどうデンタルサロン・遠藤 為成歯科医、みやざき美容クリニック・堀 美慧医師、矢追医院・矢追 正幸医師、あきこクリニック・田中 亜希子医師、川越ヒフ形成外科クリニック・青木 繁医師の9名。

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