美容アンチエイジング業界コラム

訪日中国人「爆買い」一段落 次は美容医療など「コト」に転換

「爆買い」から「爆・美容医療」にシフト!?

美容アンチエイジング治療はニーズ拡大の兆し

インバウンド消費(2017年速報)は4兆円超え

観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、2017年のインバウンド消費(速報)が初めて4兆円を超え、前年比17.8%増加の4兆4161億円になるとわかった。政府は2020年の東京オリンピック開催年に向けて、インバウンド消費目標8兆円、インバウンド旅行者数4000万人と掲げていることもあり、着実に訪日観光客の数は増加傾向になっている。

数年前に話題となった団体ツアー客による「爆買い」が落ち着いた今、彼らの需要は「モノ」から「コト」にシフトしていることは周知のとおりだ。都内だけではなく地方を含め、日本文化を体験できるイベントや企画が人気になっている一方、日本の医療技術やその精度の高さが評価され、海外から人間ドッグや美容医療を受診するために来日するケースも増えている。なかでも美容医療業界を取り巻くインバウンド需要とその最新動向について本紙では追ってみた。

多少古い統計データになり恐縮だが、2015年にホットペッパービューティーアカデミーが調査をした結果によると、「訪日観光客が日本で体験してみたいこと」の調査結果に関して「1位:美味しいものを食べる(58.6%)」「2位:ショッピング(55.3%)」「3位:温泉や露天風呂(49.1%)」「4位:化粧品の買い物」と続く中で、「7位;美容サロンへ行く(26.5%)」「15位:美容クリニックに行く(8.0%)」という回答も下位ではあるもののあった。これらは特に中国人のニーズが高く、美容情報誌主導の調査であるとはいえ、美容サロン(エステ・ネイル・ヘアなど)においては世界遺産巡りよりも高い結果が出たというのは注目すべき点だろう。

さらに彼らが日本の美容サービスで高く評価している部分としては、「技術力」「清潔で衛生的な環境」「効果が持続する」といった点が多い。エステやネイルなども含めた美容サービス全般における結果ではあるが、美容医療においては非医療のエステ施術に比べ「さらに高い技術力」は言うに及ばず、同様の期待がされていると言っても過言ではないだろう。

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